羽毛ぶとん

羽毛ぶとんについて


羽毛には、グース(ガチョウ)とダック(アヒル)があります。






グースの方がダックよりも大きな鳥なので、ダウンボール(タンポポの綿毛のような球状の水鳥の胸毛)も大きく
より多くの空気を含みカサ高性・ドレープ性(=保温力)に優れているといえます。

同じ羽毛の量でダウンの比率も同じ場合なら(ダウン90%・スモールフェザー10%など)カサが高い布団の方が保温力が高い良質なダウンを使っているといえます。

寒さが厳しい地域(ヨーロッパ産やカナダ産・ハンガリー・ポーランド・フランスなどの東欧諸国が有名)で飼育されたグースは、アジア産のものに比べて体が大きくダウンボールも大きいので、寒さから身を守る機能が発達し保温性・カサ高性に優れている事から価格の高い羽毛ふとんに多く使用されています。

グースにもダックにも、白い色のものやグレーや茶色っぽい色のものがあります。
やはり白い色の羽毛の方が人気があって、価格も高く設定されている商品が多いですが、品質の面からいえば色の違いで差はありません。
ちなみに、ダウンの中で最高級品といわれる高価なアイダーダックのダウンは茶色をしています。






羽毛の採取方法も、一羽ずつ人間が手で羽毛を採取する手摘み(ハンドピック)と、機械で採取する機械刈り(マシンピック)があり、もちろん手摘み(ハンドピック)の方が丁寧に羽毛を扱う分、羽毛を傷めず、長年使用しても羽毛の切れが少ないのでいつまでもカサがあって温かく品質が持続します。
反面、羽毛の採取に手間がかかってしまいますので、その分布団の価格が高くなりがちです。

若鳥の羽毛は、親鳥(マザーグース)に比べると成長が未熟なので、弾力性やカサ高性が不十分で保温力が劣ります。親鳥(マザーグース)から採れる羽毛は成熟していて弾力性・カサ高性共に十分で、優れた保温力を持っていますので大変温かいです。
ただ、飼育期間も長くなりその分経費もかかりますので、価格が高くなってしまいます。
鳥の種類や飼育環境も大切な事ですが、品質に最も影響を与えるのは飼育期間ともいえます。例えば、グースに比べて品質が劣ると言われているダックでも、十分に成長した親鳥から採取すれば、飼育期間の短いグースの若鳥から採取したダウンよりとっても優れた品質を持っている場合があります。

羽毛ぶとん用の生地
羽毛ぶとん用の生地には、羽毛が抜けにくいように特殊加工がされています。
特殊加工はいろいろあるようですが、一般的には高温化でプレスをかける加工で「ダウンプルーフ加工」と
呼ばれています。
素材としては、綿100%(絹が混じっているのもあります。)がおすすめです。
中でもより繊維が細く肌触りの良い超長綿などがあります。

羽毛ぶとんのキルト
羽毛ぶとんのキルトにもいろいろなものがあります。
最近では、マチ付キルトが一般的です。
キルトのマス目数の多少(5×6マスなど)や、ツインキルト(表面と裏面のマス目数がちがうもの)などがあり、
カサ高性・保温性も変わります。もちろん価格も変わってきます。